遠い昔、とある賢者から「魔道具」が渡来し、魔法が日常の一つに組み込まれた現代。
20年前、東京は一度滅びた。“賢者”を名乗る者が東京23区をくり抜く様に運び出し、くり抜かれた東京は闇に覆われ、大きな球となって空に浮いた。
「魔道具は、悪だ。魔道具が出す歪みが、空に浮いた東京に集積している」
歪みを恐れた人々は魔道具を手放そうと、この20年をかけて改革を進めてきた。魔道具に頼らないライフラインの発明。東京の再建。魔道具の取り締まり法。
そのうち、宙に浮く東京は“旧東京”と呼ばれ、再建した東京は“新東京”と呼ばれるようになった。
103回目のループ。
旧東京からは何かが溢れ落ちるようになった。
それは魔道具。魔道具は、政府の手や見知らぬ誰かが持っていく。
それは怪異。怪異は、政府の手によって始末される。
そして人。人は、政府から逃げるようにその人を匿った。
空に旧東京がぽっかりと浮き、水面下で魔道具が蔓延し始める。
魔道具を使ってギャング達は犯罪に横行する。
魔道具を使って政府は怪異や犯罪を制圧する。
魔道具を使って…落ちた人たちは備えている。
これは、ついに本物の東京を巻き込んだ魔導録。もう戻れない。もう壊れたらおしまい。
けれどもその喧騒は激しく、踊っているように喧しかった。
こちらは、ミナコイチャット東京魔導録を利用した成り切り創作企画となっております。異能が宿った道具である魔道具を使い、公的組織や犯罪者、そして特殊な出立ちのギャング達が集まり、関わり、時に競い合い。
その途中に東京に降りかかる破滅をみんなで撃退していこう、という概要になります。
注意事項として、破滅を振り払うーー所謂怪異との戦闘時、状況に応じてはキャラクターのロストの可能性があり、当部屋ではロストは許可していますので、ご注意ください。
マナーなどはこちらを参照ください。